前著『採用の超プロが教えるできる人できない人』で企業のあるべき人材採用法を説いたコンサルタントによる続編。とはいえ本書のテーマはさらに幅広く、「仕事選びと人生選び」全体に設定されている。主な読者対象も、これから就職活動をはじめようとしている学生や、社会に出て間もない若手のビジネスパーソンが想定されており、いわばこちらが前記書の序論という位置づけにあるともいえる。 どんな生き方をしたいのかをしっかり見つめることからキャリアプランをスタートさせるべきという著者の主張はオーソドックスだ。しかし、その視点と、企業が従業員に求める能力が変化しつつある現実の接点が、論理的に示されているのが本書の最大の特徴である。人生を楽しみながら自分自身のキャリアをデザインしていく人材こそが、まさに現在の企業社会で高い評価を得ていることが、繰り返し説かれている。 また、すべての前提となるモチベーション、エネルギーを得る方法についても、多くのページが割かれている。著者によれば、「できないこと」「失敗したこと」自体は悪いことではなく、むしろそれをよい方向への変化を起こす「気づき」にできるかどうかが重要なのだという。「何をやるか」より「誰とやるか」に成功のヒントがある、など、きわめて実践的なヒントも満載されており、若手社員の伸び悩みに直面している管理職読者にとっても参考になる部分は多い。(松田尚之)
胸が熱くなった
何のために生きるのか。シンプルでありきたりな言葉だが、著者の心の叫びともとれるほど、強いメッセージ。胸が熱くなった。
正直、半信半疑で手に取っただけに、思いの外刺激を受けた。
仕事=人生
人生の時間の3分の1を占める仕事。
その仕事をどのように行うかで人生が決まると言っても過言ではない。
できることなら、やりがいのある楽しい仕事をしたいものだ。
しかし、実際に仕事を楽しんでいる人はどのくらいいるのだろうか。
本書は、採用コンサルティング会社の社長を務める筆者による、仕事&人生の選び方の指南書である。
仕事を通じて自分の人生を充実させる。
他人に振り回されない「カッコイイ」人生。
そんな人生を送りたい人に向けたアドバイスが満載である。
内容は、スキルを身につけることや自分の価値を高めること、自分をとことん信じることを勧めることなど、採用コンサルティング会社の社長ならではのアドバイスが主である。
少し独断的で、独りよがりな意見とも言えなくもないが、わかりやすく納得できるものばかりである。
言われてみれば当たり前と思えることも多いが、今までの常識(?)が覆されたり、なるほどと思わされるものもいくつかあったりして、読み物としても面白く仕上がっている。
人生の送り方は人それぞれ。
誰もがみんな、本書で示された生き方に従う必要はない。
しかし、1つの意見として、非常に面白いものに仕上がっていると思う。
特に、仕事に悩んでいる人、これから就職活動や転職活動を行う人に是非読んで欲しいと思う。
前作に増して熱い!
安田さんって熱い人ですね!前作よりも熱く語っています。それは本書が若い人向けに書かれた本だからでしょう。就職を控えた学生はもちろん、中高生にも読んでもらいたい本です。
学校の教科書にも使える!
■読んでいる途中から、もったいないので、ゆっくり、じっくり読みました。 従来のハウツー本と違って、根本的に 自分の過ちに「気づく」ように 書かれています。そして、やる気と勇気が出てきます。■学生はもとより、40代、50代のこれから 人生をやりなおしたい、と考えている人にも、お勧めだと思いました。(実は 私がそうですが) たぶん 著者の会社社長が自ら体験してきたことがベースにあって、 書かれているので、そのように感銘出来たのだと思います。
未来の実績が過去に対する評価を決める
教訓のたくさん詰まった本だ。 全部書ききれないので、一番感銘を受けた言葉を紹介する。 『未来の実績が過去に対する評価を決める』 X-JAPANのYOSHIKIも言ってたっけ。 「過去は未来によって変えられる」って。 私事で恐縮だが、私は専門学校に行ったことをずっと後悔してきた。 だが、就職も決まり、自分なりに満足行く日々を送れるようになってからは、考えは反転した。 無駄な日々があったからこそ、考えたり、学ぶことができた、と思えるようになったのだ。 いくら挫折しても、今が最悪の日々でも、 明日からいい日を作っていければ、人間は過去を忘れて美化できる。 それを忘れなければ、多少に失敗や不幸なんて振り切って生きていける。
サンマーク出版
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