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忠臣蔵釣客伝



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忠臣蔵の真実

 著者は江戸時代の釣り文化について研究している人物。
 『江戸の釣り』(平凡社,2003年)、『釣魚をめぐる博物誌』(角川書店,2003年)などの著作がある。
 本書は、日本で最初の釣りの専門書とされる『何羨録』(1723年)を執筆した津軽妥女を主人公に、忠臣蔵の隠された真実を明らかにするという時代小説。津軽妥女は吉良上野介の義理の息子に当たる人物であり、その研究を通して小説への意欲が芽生えたのだろう。
 私は『江戸の釣り』から本書へと進んだのだが、残念ながら釣りの本としてはあまり面白くない。釣りの場面が少なすぎるのだ。
 旗本の釣り、綱吉の生類憐れみの令による釣りの禁止など、研究成果を生かそうという試みは分かるのだが・・。
 小説としては、最初の100頁くらいが苦しい。段々と慣れて、後半は読みやすくなるが。
 赤穂浪士の討ち入りの「真実」について、意外性のあるアイディアがいくつも盛り込まれており、ストーリーとしてはけっこう面白い。
釣りバカから見た忠臣蔵

忠臣蔵物は様々なバリエーションがありますが、これは、吉良上野介の女婿にして、本邦初の釣りの本を書いた津軽采女を目を通し、背後にある妖刀の存在や幕府内権力争いをからめ、さらに江戸の状況を交え、忠臣蔵を多面的に描いていきます。悪者と誤解されながらも、運命を従容として受け入れようとする吉良、血に飢えた野獣のような四十七士、その四十七士に対して、あたかも不良生徒に手を焼く担任のような大石内蔵之助など、読みどころ満載です。
いい!

釆女を中心に、消えた刀の謎や、いろいろなことを描く。こういう江戸時代っぽいのが好きな人にはおすすめです。好きじゃなくてもおもしろい。星が4つなのは、たんに私がこういう本に慣れておらず、よみずらかったからです。



講談社
釣魚をめぐる博物誌
闇の釣人 本所深川七不思議異聞
江戸の釣り―水辺に開いた趣味文化 (平凡社新書)